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4月の幸せ(きのこさん)


うちの軒下のツバメが飛行訓練に入りました。
親はエサをやるそぶりをしながら巣に近づき、
届くか届かないかのところで、さぁーっと飛んでいく。
それを繰り返しているうちに、勇気ある一羽が
巣から飛び出していきました。
今日はこの子だけだったみたい。
あとの子は少し広くなった巣で、身を寄せ合うようにくっついて
ご飯が届くのを待ってる。
ほれ、アンタたちもがんばらんと・・・
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<ひとてまカレンダー>
今日はきのこさんの5月の・・・いえ、4月の幸せです。

今更ですが、4月までの幸せ。
あの日以来、幸せに思うことは幾つもあったのに、
なかなかハガキを書く気分になれませんでした。
あの時間、娘の下校時刻が迫っていた私は、
家まで数百メートルの所を自転車で爆走していました。
一瞬、ハンドルがふらつき、故障かなと思った後、
異様な物音に気付き、自転車から降りました。
立っているのがやっとの状態で、電柱はメトロノームのように
左右に揺れ、家も駐車場の車もユサユサと動き、
車のセキュリティーブザーが鳴り響いている。
このまま収まらないのではと思いたくなる程、長い揺れでした。
自宅の電気・ガス・水道は無事だったものの、
電車が全面ストップの中、夫は都心から20キロ弱の距離を
3時間以上かけて、徒歩で帰宅してきました。
その夜はお風呂に入って、3人揃ってベッドで眠れる幸せを
しみじみかみしめた次第です。
その後は、施設の照明が薄暗くなり、スーパーの棚もガラガラになり、
ガソリンも手に入らず、余震と原発、停電にびくびくする日々でした。
精神的にかなり消耗していたようで、すぐボロボロと涙がこぼれたり、
地震に関する夢ばかり見たり、
電車で出かけるのが怖く、しゅちゅう揺れてる気がして
1ヶ月くらいは、かなりヘコんでいました。
当たり前の日常が幸せなことだとわかっているつもりでいたのに、
改めて気付かされたのです。

                     きのこ

きのこさま

怖い思いをしましたねぇ・・・。

私のいる岡山では、一時的に品薄になったものはあったようですが、
ほとんど生活は変わらず。
すべてはメディアの中で知ることばかりでした。
あの震災の日ですら、出先の事務所で
「大変なことになったみたい」と慌ててTVを付けられて、
初めて知ったほど。
揺れも音もなく、いつもどおりの午後でした・・・。

震災後、私も思いのほか落ち込んで、
最近やっと自分らしく動けるようになったかな・・・という感じです。
ただ、以前はほとんど意識しなかったこと、
「失う」ということを、とても怖いと思うようになりました。
大事にしているもの・・・
単純にモノではなく、例えば家族や思い出といった、
取替えのきかないものを失う事が、身震いするほど恐ろしい。
それまでは
「物事、なるようにしかならんのよ」とアバウトだったのにね。

震災後3ヶ月以上経っても、
先が見通せない私たちの国。
上のほうの人たちの決め事に一喜一憂する日々が、
いつになったら終わるのか。
暑い夏を前に憂う日々です。

                       りつ

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2011年06月30日 16:23に投稿されたエントリーのページです。

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