水門好き
いつだったかの大雨の時、場所によっては田んぼと道路と用水路が同じ高さでつながるくらい、浸水した。
たぶん、そのあとだったと思う。
こんな水門があちこちにできたのは。
それまでもあったけれど、明らかに数が増えた。
実は・・・私はこの水門がちょっと好きなのである。
桜の写真など撮影するとき、たいていの人はできればフレームから外したいと思うだろうが、
私の場合、
・・・入れる。
いや、むしろ水門ありきで撮ったりする。
なぜか惹かれるのだ。
思うに・・・
子供の頃に遊んだ、公園の遊具に似ていたりするのかもしれない。
そのせいか、いい年をして「はしごを登って、あの上に立ってみたい！」とさえ思うのである。
青々とした田んぼの中、用水路に沿って白いガードパイプが付けられた時には、景観が損なわれてずいぶんがっかりしたが、同じ人工物でも水門はぜんぜん気にならない。
この横を通るたび、ノスタルジックな思い出とともに、水門鑑賞を楽しむ。
よろしかったら、あなたもいかが・・・？
書いた人・たぐちりつこ
