「倉敷アフタヌーンティー」というイベントが年2回行われている。期間限定で倉敷市内各所の飲食店が特別メニューを提供しており、さまざまな趣向のティータイムを楽しむことができる。
甘いものから塩気のあるものまで、どれもが一口サイズに作られ、器や盛り付けも華やかに供される。冬は「いちご」、夏は「桃かぶどう」を使用することが倉敷アフタヌーンティーたる所以らしい。定義はさて置き、私も友人たちとプチ贅沢を味わうために何度か出かけた。
ところで、このアフタヌーンティーを楽しむ活動のことを「ヌン活」というらしい。こんな略語が生まれるほど、アフタヌーンティーは日本で一般的なものになった。
しかし、こうした新語を短歌に取り入れるのは面白いがむずかしい。今回の歌は片仮名ばかりを羅列して、いろいろな食べ物がずらりと並んだ様子を詠んでみた。「いちごがすぎる」はメニュー表に書かれてあり、文法としては間違いだが、妙に記憶に残ったのだった。
紅く甘い「いちご」が、無意識のうちに咀嚼させられる過剰な情報の象徴のような気がしてくる。
パフェ・ムース・ケーキにジャムにバーガーと「いちごがすぎる」アフタヌーンティー
書いた人・やすはら りの
ブログ「たましま日和」
https://tamashimabiyori.blogspot.com/