ふきのとうが芽吹くころ

「ふきのとうの芽吹くころ」というタイトルは
春の山菜が出るころのような、楽しい気持ちを大事に綴りたいと付けました。

83歳。独り暮らし。好奇心、衰えず。

時々、膝が痛かったりもするけれど、
「このステージ、観たい!」と思ったら、ひとりでも申し込んで出かけます。
(少し前、広島で開かれた高橋大輔さんのアイスショーに申し込みました。
残念ながらこの時は、直前で体調を崩してしまったので、チケットを娘に譲って代わりに行ってもらいましたが。)

友人たちもみんなそれなりの年になり、だんだん予定を合わせるのが大変になってきましたが、
これは、しかたがないことです。

最近、インターネットで70代のマダムのライブ配信をよく見ます。
その生活ぶりの素敵なこと!
刺激を受けて、私も自分の生活も見直すことにしました。
自分ひとりの「自由だらけ」の時間は、ややもするといいかげんな生活になってしまいます。

だから、マダムのようにご飯をきちんと作って、ランチョンマットを使ってテーブルを整える。
グラスを変えると、それだけでビールの味も一層おいしくなる気がします。

ある日のご飯。
これは、ちょっと頑張った日。

そういえば、私の友人にも、日々の食卓にお花をかかさず飾って、ご夫婦で食事を楽しまれるという方がいます。
この「楽しむ」というところが、続けられるコツなんでしょうね。

独りの生活は、でれ~となっても
誰にも迷惑がかからない。何よりラクちんです。
でもそうすると、体も気持ちも衰えて、どんどん年を取っていく気がします。
周りの人のいいところを
「見習って」、「無理をせず」、「楽しく」、「活かす」
そんなふうにしていたら、年を取る速さも違ってくるんじゃないかと、
近頃考えます。

今の私にとって、旅は一番の楽しみ。
ゴージャスなホテルや立派な旅館よりも、人情味豊かな女将さんとの出会いがある、ひなびた温泉宿が好きです。
そういう温泉宿に行くのにも、若い時なら紙の地図と標識が頼りでしたが、
最近、やっとこさでgoogleマップを使えるようになって、前よりドライブが楽になりました。

この先、何年車の運転ができるかわからないけれど、
自分で運転できる間にやりたいことがあります。
それは春、九重から阿蘇にコテージかログハウスを借りて、長期滞在すること。
そこで山菜採りをしながら、1年分のふきのつくだ煮を作ったり、
山菜料理を食したりと思う存分、自然の中で生活したい。
滞在中に高千穂の夜かぐらを観に行ったり、太鼓集団「タオ」の野外ライブも観に行きたいと思っています。

只今、一緒に行ってくださる仲間を募集中です。(^0^)V

書いた人:山下宣子

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