83歳、読書中

今年の夏は本当に暑かった。
お彼岸が過ぎる頃、やっと朝夕が涼しくなりました。
今日は読書の話を少し。
本を読むのは好きです。暑くて外に出たくなかった夏の間、エアコンを効かせた部屋の中で、たくさん読書をしました。最近、本屋さんがどんどんなくなっていますが、
うちの近くにあったお店が閉店したことは、本当に残念でした。
買い物のついでにふらっと立ち寄って、読みたい本を探すという楽しみがなくなってしまいましたから。
わざわざ遠い書店まで行くのも億劫で、今年の夏は自宅の本棚にあった本を読み返したりしました。
以前読んだ本も改めて読み返すと、新鮮な感動を味わえたりするので、読み終えても簡単に手放すものではないな・・・と思いました。

時には「こういう本、ないかな・・・?」と若い友人に相談して、インターネットで探してもらったりもします。
そうそう、先日手に入れてもらった本が、なんと1円!
いまどき1円で買えるものがあるなんて・・・と驚きましたが、読んでみてわかりました。
難しくて読むのが大変だったのです。
少しずつがんばって読みましたが、以前から知りたかったことが書かれていて、よくわかりました。
硬くて食べにくい食べ物も、じっくり噛むとよい味がしてくる。それど同じようなものかもしれません。

「本なんかいつから読んでないかしら・・・」という人も、秋の夜長を読書の時間にあててみては?
手っ取り早く日常から離れることができるし、
テレビやスマホでは味わえない感動が手に入るかもしれませんよ。
書いた人 山下宣子