売るところだった・・・
月刊ひとてま堂では「今月のイッピン」という、月に1つ厳選した品を販売するコーナーがある。
ちょっと古かったり、手に入りにくくなっているものという出品基準があるが、何より大事な基準は「発送が楽」ということ。
道具屋ひとてま堂をやっていた時は、作家さんの大切な作品を無事にお客さんに届けるため、そして箱を開けた瞬間にその方が喜んでくださるよう、梱包には最新の注意を払っていた。
だから「無事に届きました」と連絡がくると、ほっとしたものである。
昨今では送料も高くなっているし、「今月のイッピン」は、レターパックで日本中どこでも運べる品を「厳選」している。
・・・が、そのネタも早々に尽きてしまった。
そういえば骨董屋で買ったイヤリングがあったな・・・
若いころに骨董屋でアルバイトをしていた時期があった。
本業の職場は副業を認めていなかったが、販売の仕事をしてみたくて月に3、4日、本業が休みの日に店に立っていた。
このイヤリングは店に入荷してきたもので、ひと目で気に入って「社員価格」で購入した。
でも買ったはいいがちっとも似合わなくて、一度も使ったことがない。
これを出品することに決めて、開かずの引き出しと化した、納戸のタンスから引っ張り出した。
相変わらずすてき。そして、相変わらずぜんぜん似合わない。
出品する前にこのイヤリングの「素性」が知りたくて、Googleレンズにかざしてみた。
なんと・・・
1920~1930年代に作られたcoreというブランドのものだとわかった。
真鍮製の10Kメッキらしい。
あ・ぶ・なー
危うく500円くらいで出品するところだった。
こうなったら劣化しないよう、大事に保管せねば。
正しいかどうかわからないが、ひとますこれで・・・。
書いた人・たぐちりつこ