イベント開きます(その2 )

そもそもこの企画はなんのためにやるんだっけ・・・?
そこのところをちゃんと聞いたような、聞いてないような。
単に「昭和が流行っているから」ではなく、もっと深い目的があったはず、たぶん。
こんな大事なことを「忘れた」とは言いづらいので、私なりに考えてみた。

実家の片付けを迫られるという話しを、ちょくちょく聞くようになった。
私たちがそういう年齢になったということだろう。
子である人たちはみな忙しい年頃で、悠長に1点ずつ吟味している余裕はなく、大まかに大事なものだけ取りおいて、あとは片っ端から捨てるのだという。
これはもったいないし、環境にもよろしくない。
それなら一品でも救済すべく、次の持ち主に譲り渡そう
・・・有料で。(^^V)
と、言うことだろう。
折しも昭和はブームだし、そういうくくりにするのも良いではないか・・・。
・・・こんな感じかしらね。

うん、すごくいい企画。

2年前に「おこしいれ展」というイベントを開いた。
あの時は「ずっと大事にしてきたものを、自分たちがしゃんとしているうちに、お嫁に出しませんか」という企画で、私より少し年上の人たちを対象に出品してもらった。
今回扱うのは「なんとなくもったいない」という理由で、長年家に居座り続けたようなもの。おこしいれ展より少し、モノに対する心のウエイトが軽いはずだが、
あとの管理をする家族が必要性を感じなければ、捨てられるという点は同じだろう。
実際「ガラスに絵の描かれたグラスとかない?」と聞くと、「あー、前はあったけど捨てちゃったなー」という声を何度か聞いた。
「昭和」に価値を置かれている今なら、もう一度生かせるかもしれない。

とはいえ、なんでもかんでも集めればいいというわけではなく、
これが・・・むずかしい。
「昭和の頃もあったけど、今も普通にあります」じゃ、ありがたくないしねぇ・・・。

・・・続く。

「昭和のかけら展」
2025.12.6(土)-12.7(日)
10時~16時
ヘアメイクサロン・アネモネ2F
(倉敷市 藤戸町天城314-3)