ぶつかりながら進行中1

ヤマボウシ

ちょっと間が空きすぎましたね。
元気でいるのか心配して連絡をしてくる人もチラホラ。
ありがたいことです。


去年の秋に「よし。これやろう!」と思いつき、
動き始めたものの、まぁ、あっちにぶつかりこっちにぶつかり。
そのたびに周囲の声に励まされて、やっとここに書けるところまで来た。
元々楽しいことしか考えない性分だから、入ってから想定外のことに突き当たって悩む。
今回も凹んだり憤ったりしながらやってきて、現在進行中。

やまぼうし

「大事にしてきた道具たち。自分たちが動けなくなったあと、この道具たちはどうなってしまうんだろ・・・」
私より少し年上の友人たちが話すのを聞いて、今回の企画を思いついた。
「道具たち」とは、今まで気に入って買い集めてきた、うつわや茶道具などのことである。
ご本人のご子息、ご息女及びその配偶者(特にお嫁さん)が、そのまま喜んで引き続き使って下されば
いいのだが、あんまり興味がない場合は、彼女たちが亡き後は段ボール箱に詰められて、
リサイクルショップに二束三文で売り飛ばされるか、最悪埋立ごみになるかもしれない。
ため息とともに吐き出される「どうなってしまうんだろ・・・」は、
あまり明るくない道具たちの未来を憂いているのだった。
じゃぁ、引き続き使ってくださる方を探しますか・・・・?
ということで、10月にイベントを開くことにした。
「おこしいれ展」

「お輿入れ」とは、「お嫁入り」のこと。女子が嫁いで、夫となる人の家に入るということだが、今の時代にはそぐわなくなった言葉である。
でも、最初のミーティング用に作った資料のタイトルに「大好きだったモノたちをお輿入れさせよう」と
書いたら、意外とウケた。
参加者が今より30歳若かったら、ブーイングすら起こったかもしれない。
「お輿入れさせる・・・ですか?なんでしょう、その差別的な言い方」みたいな。

去年の秋に生まれた企画案だが、だいたいこのへんまで来た頃には、河津桜が咲き始めていた。時が過ぎるのは早く、事は超スローに進む・・・
「ぶつかりながら進行中2」へ続く。