ひとてま堂のこと。

ひとてま堂って?

もともと、ひとてま堂は『道具屋ひとてま堂』としてネット上にある雑貨屋でした。
作家さんの手で丁寧に作られた作品を、普段の生活に使ってもらいたくて、2007年オンラインにお店を開きました。
ある日ふと気が付いたら、周りがなんだか賑やか。
以前よりうんと便利になって、ナビを開けば「最短ルートはこちら」と案内してくれるし、ネットショップではたくさんある商品の中から「今のあなたへのオススメ」を提案してくれます。スマホ一つでなんでも手に入るようになったけれど、なぜか溜まっていく、もやもやした気持ち。
そこで「ひとてま堂ができること」について、もう一度考えてみることにしました。

ほんのひとてま

これまで、作家さんがひと手間もふた手間もかけた作品を販売してきました。機械で作られていないものが持つ温かみや風合いをオンラインでも伝えられるように、一つ一つページを作って。
ネット上にそっと並べた作品を見つけて、買ってくださる会ったこともないお客さんたち。問合せメールの短いやり取りにも、その方の暮らしを垣間見るような経験をしてきました。「ほんのひとてま」というブログにも綴っていない、『道具屋ひとてま堂』というネットショップの店主として重ねてきた出会いは、私の財産です。
偶然から生まれるちょっとステキな出会いと出来事は、デジタルでもおこりうる。そうした出会いをかさねて、私はネットでもちゃんとつながれると言う明るい手ごたえと、それでも、やっぱり実際に会ったり見たりすることでしか伝わらない手ざわりがある、ということを、あらためて感じていました。

きもちにぴったり くるもの

『道具屋ひとてま堂』では、
「ほんのちょっと手間はかかりますが、気持ちにぴったりくるもの」

をテーマに作家さんや作品を紹介してきました。スマホが山ほどのデータを元に、あなたにぴったりくるものを選んでくれる時代に、これからのひとてま堂がお手伝いできることは何だろう。
それは、何か情報を検索するのではなく、ゆったりした気持ちで見られる、居心地のいいネットショップ。ままならない毎日、揺れ動く心や身体、それでも自分なりに居心地よく暮らすためのものを、ゆっくり探せるような場所。
2022年の春、『道具屋ひとてま堂』から『ひとてま堂』にリニューアル。ですが、やっぱり初心を忘れず、「きもちにぴったり くるもの」をお届けしていきます。

「ひとてま舎」に ついて

リニューアルを機に、今まで一人でやってきたひとてま堂を二人で続けていくことにしました。「ひとてま舎」はひとてま堂の店主たぐちりつこと、倉敷市玉島在住のやすはらりの2人のユニット名です。
まち全体をギャラリーに見立てるというアイデアをもとに、ネットショップに掲載するいろんな作品を、玉島エリアでたぐちが撮影していきます。それぞれの作品にはまちの風景に寄りそう欠片のような短い文をやすはらが添えています。

「ひとてま舎」そして玉島については詳しくはこちらからどうぞ

また、作家さんの制作現場や撮影インサイドストーリーなどはこのサイト内「出会う時間」というコラムでご紹介しています。「ひとてま堂」+「ひとてま舎」をよろしくお願いいたします。