ひとてま堂で扱うモノたち
ゴロンとあおむけに寝転ぶと 自分から自分が、蒸発し
ずっとむかしに地層に突き立てられた何かの角がそのま
自分の胸にぽっかりあいた穴をおそるおそるのぞき込ん
朝、電気もつけず薄暗い台所に立って、 枯れた花をま
海のそばに暮らしていると 潮の満ち引きが気になりま
日常にあったはずの縁側が暮らしから遠ざかっても、ド
「急須の取っ手をひっくり返せば 出来るんですよ、こ
水をゆっくり吸い込んだ種には、 エネルギーが満ちて
光にかざすと、この小さな杯の中に川のせせらぎが見え